【登園しぶり】「幼稚園行きたくない!!」どう対応する?

今年度最後の登園日!今日も元気に…と思っていたら…

今年度最後の登園日。
家から園の入口までは元気な次男でしたが、上機嫌によそ見をしながら歩いていると、柱に「ゴツンっ」…

「っうぁーーーーん!!!!」

泣き始めた次男は、そこから「幼稚園行きたくない」「寂しい」と、ぼくにしがみついて離れようとしませんでした。

お友達が遊んでいる様子を見せると気が紛れるかと思い、教室の前まで一緒に行って息子に一生懸命声をかけます。

「ほら、みんな楽しそうに遊んでるよ」
「見て!ブロック楽しそうだよ」
「お友達が待ってるよ」
「今日はお弁当だね!楽しみだね」

いろんな声がけを試してみても、しがみついた手を緩めようとしない次男。
先生も「みんなでお外に遊びに行くよ~」などと声を掛けてはくれるものの、まったく動かない次男。

結局最後は、先生が次男の手を無理矢理ぼくから引き剥がして連れて行きました。

なかま父
なかま父
はぁ~、かわいそうに…

ここ数日、確かに情緒不安定だった次男

うちの次男、まだ4才ながらも周りをよく観察していて気が利くところがあるんです。
おそらく、「年長クラスにいた にぃにぃがもうすぐ小学校に行ってしまう」「もうすぐ先生が替わる」「教室が新しくなる」など、年度替わりの雰囲気を子どもなりに感じ取っていたのか、ここ数日は少し情緒が不安定になってしまっている様子でした。

そんな次男に対して、どう対応すれば良かったのか、家に帰ってすぐに調べてみました。
すると、ぼくは正に悪い例としてあげられている言動をしてしまっていたということに気づきました…

余計に不安にさせてしまっていた…

「お友達が待ってるよ」
「〇〇して遊べるよ」
「お弁当楽しみだね」

などポジティブなことばかりを伝えても、本人は「自分の気持ちを分かってくれない」と余計に不安になってしまい、親に自分の気持ちを分かってもらおうとして態度や表現をより強く出してしまうといいます。

まずは子どもの気持ちに寄り添うことが大事

不安な気持ちでいっぱいの子どもに必要なのは“共感”
「お父さん、行かないで。寂しい」と言っているなら「離れるの寂しいよね。お父さんも〇〇と離れたくないよ」と子どもの不安な気持ちを認めてあげる。そのうえで、もし子どもが泣いているなら、思う存分泣かせてあげる。
「自分の気持ちを分かってもらえている」という状態で思いっきり泣くことでストレスが発散される。

そして、「大丈夫だよ。お仕事終わったらすぐに迎えにくるよ」「できるだけ早く迎えにくるからね」「お迎えくるまでに途中でまた寂しくなったら、先生に寂しくなっちゃったって教えてあげてね」などの励ましの言葉をかけてあげる。

ここで重要なのが、声かけの順番を間違えないこと。
まずは子どもの気持ちに寄り添う共感の言葉、そのうえで励ましの言葉。
励ましの言葉を先にかけてしまうと、先ほどのポジティブなことばかりを伝える場合と同様に逆効果になってしまいます。

ほかにもできること

  • 親自身が笑顔でいて、不安を見せない
    親の気持ちを親はすぐに察知する。
  • 一旦お別れをしたらすぐに離れる
    「もっと一緒にいられるんだ」という誤解を与えないようにする。
  • 子どもが見ていないすきにそっと姿を消すようなことはしない
    親が突然いなくなると余計に恐怖心を抱く子もいる。
  • お迎えには遅れない
    お迎えが遅くなると不安が大きくなり、翌日以降の登園しぶりに影響する。早めに迎えるのも効果的!
  • お守り的なアイテムを持たせる
    寂しくなったときに親のことを思い出して安心できるお守りを一緒に決めて、園に持たせてあげる。
なかま父
なかま父
ぼくも不安な顔してたかもな~。。。
笑顔でバイバイしてサッと帰れば良かったな。。。
一緒に園庭を散歩してお守りになりそうなもの探してみても良かったかもな~。。。

そんな反省をした一日でした。

参考にしたもの

もうすぐ新学期

今回、うちの息子の場合は年度末の出来事でしたが、新年度に入ってからも多くの保護者の方が経験することだと思いますので、お子さんが登園しぶりをしたときにはぜひ、この記事の内容を思い出してください。みなさんの役に立てたら嬉しいです♪

 


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